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「美女はつらいの」忠武アートホール(韓国)

2011年12月17日土曜日 15:00 忠武アートホール 大劇場
2011年12月17日土曜日 19:00 忠武アートホール 大劇場

 2011年10月から11月に、大阪松竹座で行われた、韓国ミュージカル「美女はつらいの」を、4回見に行きました。最初は、1回の公演チケットを買っただけでしたが、1回見て、また繰り返して見たくなりました。それで、オ・マンソクが出演する回ばかりを4回見ました。

 12月から、「美女はつらいの」の韓国公演があることを知り、どうしても行きたくなり、行って来ました。私は、韓国語は全然分かりませんが、大阪松竹座で4回見ましたから、なんとかなるだろうと思って行きました。

 私は、今回が、海外へ個人旅行するのが初めてで、かなり緊張しました。でも、インターネットで検索していると、韓国へ旅行する日本人はやはりかなり多く、前もって情報はいろいろと仕入れられて、助かりました。

 まず、チケットはこちらのサイトで買いました。ここで、予約して、当日会場でチケット受け取りです。予約する時に、自分で、座席指定ができます。

 12月17日の昼公演と夜公演の両方を見ることにしました。昼公演は、ギュリとオ・マンソクのコンビで、1階14列18番をとりました。夜公演は、パダとオ・マンソクのコンビでした。パダは、私は、大阪松竹座では一度しか見られず、2階席でしたので、前の席で見たいと思い、端の方の席になりましたが、1階2列26番をとりました。

 16日の夜便で、金浦空港に到着しました。地下鉄でホテルまで行きました。金浦空港の到着ロビーの左前にあるエスカレーターを降りて、後は「Airport Railroad」の表示にしたがって進んでいけばいいです。空港鉄道の改札口までが、思っていたよりも長かったです。歩く歩道がけっこう長く、10分くらいかかりました。

 T-moneyカードをどこで買えばいいか迷いましたが、結局改札口の左側にあるコンビニで買いました。チャージのことも、お店の人から聞いてくれて、1万ウォン、チャージしました。地下鉄は、今回初めて乗りましたが、駅のホームに線の全部の駅名が、ハングル、英語、漢字で書いてありますので、どちら側に乗るのか迷いませんでした。乗り換えも、地下鉄のそれぞれの号線の色が決まっていて、壁にその色の線が描かれていて、分かりやすかったです。

 12月17日の当日、ホールがある新堂駅に、2号線で行きました。1番出口を出ました。出たところで一瞬、どちらに行けば、いいか、と思いましたが、右を見ると、チュンムアートホールまで、250メートルの標識がありましたので、そちらに進み、後は1本道なので、安心して歩きました。

 大劇場は、2階にあります。当日券売場も2階にあります。私は、昼公演も夜公演も、同時にチケットをもらえると思っていましたが、それぞれ1時間半前にならないと、チケットが来ないようです。予約番号をプリントアウトしていた紙を渡すと、すぐにチケットをくれました。チケットに、私の名前が印刷されているのは、少しびっくりしました。日本では、名前がチケットに印刷されるということは、ないと思いますので、

 「美女はつらいの」のパンフレットが販売されていましたので、買いました。1万ウォンでした。大阪公演のパンフレットよりも、ページ数も多く、写真も豊富ですごく満足しました。

 そして、いよいよミュージカルがはじまりました。全体を見た感想は、脚本もセットも演出も、大阪公演と比べてかなり変更されていました。韓国語がまったく分からない私としては、5割くらいは、分からないシーンになってしまったな、という感じです。

 韓国公演の方が、大阪公演に比べると、ロマンス色が強かったです。最初のシーンで、アミが口パクをして、ハンビョルが歌っている時に、ハンビョルがこけて、肩をけがします。韓国公演では、アミがハンビョルに怒っている時に、サンジュンが来て、サンジュンがいきなり、ハンビョルを抱きしめます。大阪公演とは違う展開で、この時点で驚きました。

 ハンビョルとサンジュンが、レストランで食事をするシーンは、大阪公演では、イ・ゴンハクが「ふたりのために」ということで、歌を歌っていましたが、韓国公演では、イ・ゴンハクは登場せず、ハンビョルとサンジュンのロマンチックなデートでした。ハンビョルがお酒に酔ってしまい、ハンビョルがサンジュンの頬に、キスしていました。

 歌も、かなり変わっていました。大阪公演で、サンジュンが、ピアノを弾きながら、「眩しすぎる光の中の君」を歌い、チェ社長が「ブラボー、ブラボー」というシーンですが、韓国公演では、サンジュンが歌う歌が新しい曲になっていました。

 それから、大阪公演で、ハンビョルとサンジュンがデュエットしていた「星」は、韓国公演では、デュエットではなく、サンジュンがピアノを弾いて、ハンビョルが歌っていました。他のシーンでも、「星」は歌われていました。

 韓国公演では、お客さんが笑っているシーンがけっこうありましたが、私は韓国語が全然分かりませんので、笑うことができず、さびしかったです。

 韓国公演では、ギターを持って歌った方が、客席に何か語りかけていました。この時は、客席のライトが明るくなりましたが、あれは、何を語りかけていたのでしょうか。「何々の人は、手をあげてください」みたいなことを言っていたのでしょうか。

 それから、韓国公演では、ハンビョルの友達のスギョンの比重が非常に大きかったです。イ・ゴンハクとスギョンが、携帯電話ごしに、お互いに歌いあって、会話しているシーンがありました。あのシーンは、何を会話していたのでしょう。携帯電話が小道具として、何回も使われていました。

 私が、大阪公演で好きだった、最後の方のシーンで、チェ社長がサンジュンに、「ジェニーが、ハンビョルだと知っていてなぜ手を打たなかった」と言い、チェ社長とサンジュンがかけあうように歌うシーンは、韓国公演ではありませんでした。

 韓国公演で、サンジュンが、「僕を分かってくれるのは誰?」を歌う直前のシーンで、サンジュンとハンビョルのシーンがありましたが、このシーンは、きっと素晴らしいシーンだったのだろうと思います。セリフが分からないのが、悲しかったです。

 このシーンでは、ジェニーのコンサートと書いた、立て看板のようなものが舞台にありましたが、これをハンビョルが怒って、はたきます。昼公演の時は、この看板が、完全に横転しました。それを、サンジュンが元に戻していました。夜公演の時は、はたいて向きが変わっただけでした。

 看板の横に、化粧用の鏡があって、その鏡のふちに電球がついていました。サンジュンが歌を歌う前に、その電球を消すと、より大きな鏡があるのが見えるという演出になっていて、「僕を分かってくれるのは誰?」の歌詞の「僕の鏡になって」を表現しているのだな、と思いました。「僕を分かってくれるのは誰?」が、私はとても好きです。

 最後は、韓国公演では、カン・ハンビョルの1stコンサートということで、ハンビョルがマリアを歌っていました。

 そして、カーテンコールです。大阪公演では、普通に礼をしていましたが、韓国公演では、歌ったり踊ったりしていました。ハンビョルのお父さん役の方も、手をつかないで側転したりしていましたし、かなり盛り上がるカーテンコールでした。

 韓国では、毎日たくさんのミュージカルが上演されていますので、韓国語を勉強してから、また見に行きたいと思います。

CD、DVDなど

韓国ミュージカルや劇団四季など

 

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